情報の非対称性というのは、「情報の不完全性」とか「情報の偏在」ともいいますが、取引する当事者間で保有情報量に差があることをいいます。

消費者信用市場も、情報の非対称性のある市場といえます。

これは、債権者は借入状況など債務者に関する情報を完全に所有していませんし、リスク発生の可能性の情報も持っていないからです。

情報の非対称性のある消費者信用市場においては、次のような高度な与信管理システムの構築が不可欠となっています。

■顧客の危険性を審査できる。
■融資後の経済状況を把握して情報格差を軽減できる。
■与信や途上与信管理を適切に行うことができる。

なお、このような情報創造機能が十分に働くためにも、業界横断的な個人信用情報の整備が望まれます。

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