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非常時条項について

非常時条項とはどのようなものですか?

非常時条項というのは、天災や経済環境の激変、株券不足などによって、株式などの決済が極めて困難になった場合に、日本証券クリアリング機構の取締役会決議で決済の条件を変更することができると定めた条項のことをいいます。

ちなみに、2005年に起こったジェイコム株の誤発注問題では、関係投資家に現金決済を強制するために適用されました。

テコ入れとはどのようなものですか?

テコ入れというのは、人為的に株価を上げるような形で買うことをいいます。

なお、このテコ入れは、株価が下落しては困るときに行われますが、ひとつ間違うと相場操縦になりかねません。

関連トピック
ビッグバンとはどのようなものですか?

ビッグバンというのは、英サッチャー政権下の1986年に株式市場の自由化をうたった規制緩和策のことをいいます。

このビッグバンは、景気の低迷を受け、市場を軸に経済全体を活性化しようという試みでした。

具体的には、ジョバーやブローカーなど細かく分かれていた証券業者の垣根を撤廃し、寡占状態にあった取引所の参加資格を緩和したのです。

そして、同時に株式の売買手数料を完全自由化し、取引コストの低下やサービス競争を促しました。

ちなみに、日本もこれにならって、1990年代末に「日本版ビッグバン」を進めました。


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