付随業務とはどのようなものですか?
付随業務というのは、証券会社が証券業務を行うにあたり、付随的に行うことが認められている業務のことをいいます。
具体的には、証券業務と切り離すことが困難であったり、切り離すことが合理的でない業務といえます。
付随業務の法的根拠は?
かつて証券取引法は、証券会社の証券業以外の兼業を禁止したうえで、付随する業務を兼業承認を得て実施できる(第43条)とし、その内容については別途規定していました。
しかしながら、1998年12月改正の証券取引法では、第34条に具体的に列挙しているのが特徴的です。
なお、金地金や譲渡性預金の売買については、省令で規定されている業務ですが、これらの業務を営むことより、証券会社は投資家の資産運用ニーズに幅広く応えていくことが可能になります。
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